石井岡山県知事ご勇退宣言。
投稿日: 2012年06月14日
岡山県の石井正弘知事(66)は14日の県議会本会議で、今秋に予定されている知事選に立候補せず、4期目の今期限りで退任すると表明した。県議会の各会派や各政党は新たなリーダー選びの動きを本格化させます。
知事選への対応をただした代表質問に答えた石井知事は「『暮らしやすさ日本一』の岡山の実現に向け、将来への道筋を付けることができた。これを区切りとして退任を決意した」と述べた。自民党同期の神宝謙一氏(瀬戸内市)が質問いたしました。
石井知事は岡山市東区出身。東京大法学部を卒業後、建設省(現国土交通省)に入省。内閣審議官などを経て、1996年の知事選で江田五月氏(現民主党参院議員)たちを破り初当選。連続4回当選しました。
就任当初から財政再建に追われ、2008年に財政危機を宣言。県立施設の廃止や職員定数の削減など行財政改革を進めてまいりました。
赤字経営が続いた倉敷チボリ公園(倉敷市)については07年、第三セクターの運営会社への支援打ち切りを決定。残念ながら08年末の閉園に繋がりました。
石井知事は今年に入り、続投を示唆する発言を繰り返し、5期目挑戦を模索していたと思われますが、残念ながら今期でのご勇退となりました。これまでのご尽力には、謹んで敬意を表します。残された時間を最大限にご活躍を願うところであります。4期目の任期は11月11日。